Fusionパラメトリックモデリング機能+GenerativeDesign+生産設計+検査設計
はじめに
Autodesk Fusionには標準ライセンスで使える様々な機能がありますが、その中の1つである『パラメトリックモデリング機能』を活用されているお客様活用事例となります。
一定の設計ルールがあれば、設計時間を大幅に短縮することができる機能となりますので、皆さまも是非ご活用ください。
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本事例はロボットアームの設計自動化を題材に、ワークサイズや重量の変更に応じた自動設計化を実現したケースとなります。
複数の部品構造から購入部品 / 製造部品と切り分けて、それぞれのバリエーションに応じた最適化設計までを実現しています。
・設計条件(ルール)の登録
・自動設計による工数削減
・GenerativeDesignによる付加価値
・生産設計(Additive Manufacturing / 切削加工)
・検査設計(プローブ計測)
パラメトリックモデリング機能
①デフォルトモデル
■ワークサーズ:70mm
■ワーク重量:926g
②ワークサイズの変更
■ワークサイズ:120mm
■ワーク重量:4,665gに変更
③ワークサイズ120mmの構造へと自動設計を開始
ワークサイズ:120mmのルールに沿って自動モデリングを実施
Generative Design機能
④ロボットハンド(グリッパ)の軽量化
■グリッパの軽量化:機能上必要部位と設計スペース、荷重要件を入力し最適化計算
■製造工法をAdditive Manufacturing&切削加工の2種類を選択
生産設計
⑤生産設計:AdditiveManufacturing/切削加工の場合
Generative Design機能によって軽量化された部品をそのままFusionで生産設計まで実施する
※Generative Designは有機的なデザインとなるため、そのままFusionでの生産設計をお勧めします。
工法1:Additive Manufacturingの場合
Fusionでは、配置/ローテーション/サポート生成など3Dプリンティング工法に必要な機能が備わっています
工法2:切削加工の場合
Fusionでは、NCデータの生成も可能です
⑥加工図面自動生成 / プローブ検査データ作成
加工図面自動化
Fusionでは、加工図面の寸法生成も自動で実施できます
検査:プローブ計測
Fusionでは、切削加工後のプローブ検査用のデータも生成できます